特許シリーズ NO.1008
ガスバリア性プラスチックフィルム
A4版 複写製本 公開特許 約41件 1995年4月発行 定価 \35,000


刊行主旨
■医薬や食品の包装材料には, 内容物の変質を防ぐため水蒸気や酸素などを透過させないガスバリア性への要求がますます高くなっています.これにはフィルム自体がガスバリア性を備えるとされる塩化ビニリデン等十分でなく, プラスチックフィルムと金属や無機の薄膜との積層化に関心が集まっています.このため, スパッタリング, 蒸着, イオンプレーティングなど各種の方法により密着性とガスバリア性の向上が図られていま.
■ここに紹介します資料は,約5年間の公開特許から, 無機・金属薄膜が積層されたガスバリア性プラスチックフィルムの製造に関するものを選び、それらを分類整理し,技術動向や各社の取り組みについて解説を試みるとともに、明細書の全文を複写し、集録しました.
■新素材や新技術の調査,企画,製造,応用などにあたり,特許の検討は有力な近道と考えられます.本資料をガスバリア性プラスチックフィルムの動向調査, 開発、製造、応用などへの手近な参考資料として大いに活用されることをお待ち致します.


Contents

1.技術動向
1.1 はじめに
1.2 金属薄膜の密着性向上
1.3 高湿度下でのガスバリア性の向上
1.4 加熱による変質の防止
  ・耐レトルト性
  ・加熱によるバリア層のクラック発生防止
1.5 ガスバリア層構成に関する検討
  ・蒸着源
  ・成膜方法
1.6 ガスバリア層用各種酸化物
1.7 その他

2.金属薄膜の密着性の向上
・金属蒸着ポリプロピレンフィルム
・蒸着用ポリプロピレンフィルム
・蒸着フィルム
・積層ポリエステルフィルム
・金属蒸着フィルム 

3.高湿度下でのバリア性の向上
・ガスバリヤ性の優れた透明プラスチックフィルム
・ガスバリヤ性の優れた透明プラスチックフィルム
・ガスバリヤ性の優れた透明プラスチックフィルム
・ガスバリヤ性積層フィルム
・防湿フィルム
・透明防湿フィルム
・高剛性防湿フィルム
・透明ガスバリアーフィルム

4.加熱による変質の防止
・透明ガスバリア性フィルム
・複合フィルムの製造方法
・蒸着フィルムの製造方法 
・複合材料の製造方法
・複合材料の製造方法     
・高バリヤー性を有する包装用材料  
・ガスバリヤー性積層フィルムとその製造方法
・ガスバリアー性積層包装材料の製造方法
・積層包装材料の製造方法  
・耐熱性防湿フィルム  

5.ガスバリア層構成に関する検討
・プラスチック被覆用材料および被覆プラスチックフィルム
・プラスチック被覆用材料および被覆プラスチックフィルム
・ガスバリアフィルムおよびその製造方法
・複合体の製造法 
・ガスバリヤーフィルムの製造方法
・積層フィルムおよびその製造方法 
・バリアー性積層フィルムおよびその製造方法

6.ガスバリア層用各種酸化物
・透明性を有する複合フィルム透明ガスバリアフィルム
・酸化ケイ素を含む膜の製造法 
・透明導電性耐透湿フィルム 
・積層フィルム
・透明積層体 

7.その他
・耐候性透明積層フィルム 
・マイクロ波殺菌用包装材料
・バル−ン用積層体
・フレーバーバリアー性多層ラミネート包装材