特許シリーズ NO.1027
-情報通信の大革命を支える-
フォトニクスガラス

A4版 製本複写 公開特許 約80件 2000年1月発行 定価 \68,000


刊行主旨
■光通信用石英ガラスファイバ開発以来,驚くべき速度で情報通信大変革が進行している.全世界はインターネットで結ばれ,著しく高速化され,一瞬のうちにあらゆる情報が世界を駆け巡る.こうした情報通信の大変革を支える基盤材料の中で,ガラスは極めて重要な位置を占める. 中心となる光ファイバはもちろんのこと,このシステムの細部を支える光導波路,光スイッチ,光メモリ,光増幅,発光,波長変換などの各種素材やデバイス,更には光交換器や光コンピュータなどのシステムに至るまで,ガラスは欠かせぬ材料であり,特別な期待が寄せられている.
■本特許調査では「フォトニクスガラス」に的を絞り,単に光信号を伝えるというパッシブな特性に限らず,むしろ光を増幅したり,発光したりするアクテイブなガラスに主眼をおいて,最近の新しい光ファイバ,光導波路,非線形素子,波長変換や発光・残光素子,光スイッチ,光メモリなどの光機能をもつ素子やデバイスの研究分類を,技術動向を要約すると共に,全明細書をこの分類に従い収録しました.


Contents

1.新しい光ファイバ
・テルライトガラス,該テルライトガラスを用いた光増幅器および光源
・テルライトガラスファイバ
・フッ化物ガラスおよびフッ化物光ファイバ
・フッ化物ガラス及びフッ化物光ファイバ
・フッ化物ガラス光ファイバプリフォームの製造方法
・光導波路グレーテイングの製造方法
・カルコゲナイドガラス光ファイバと石英系光ファイバの接続構造および該接続構造を用いた光駆動型光制御装置
・フッ化物ガラス及びフッ化物光ファイバ
・弗燐酸系ガラス,このガラスを用いた光ファイバ及びその製造方法
・フッ化物ガラス光ファイバ
・希土類元素添加石英系ガラスおよびこれを用いた光増幅器用光ファイバ
・ハロゲン化物ガラスファイバ母材の製造方法
・カルコゲナイドガラスファイバの製造方法
・カルコゲナイドガラスファイバ

2.光導波路(主としてアクテイブ)
・光導波路及びそれを用いた1.5-1.6um帯光増幅器
・光導波路アレイ及びその製造方法
・光導波路およびガラス薄膜の製造方法
・光導波路用ハライド酸化物ガラス組成物及び該光導波路並びにそれを用いた光学装置
・光導波回路及び非線形光学装置
・光導波路の作製方法
・増幅用光導波路及びそれを用いた光増幅器
・光導波路及びそれを用いた1.5um帯光増幅器
・石英系ガラスの屈折率調整方法およびこの方法を用いてえられた光導波路ならびに該光導波路を有する光導波路デバイス
・平面導波路の製造方法及び平面導波路
・光導波路及びその作製方法
・光導波路の製造方法

3.光導波路(主としてパッシブ)
・光導波路およびその製造方法
・光導波路型回折格子の製造方法
・光導波路及びその製造方法
・光導波路グレーテイング
・光導波路及びその製造方法
・光導波路及びその製造方法
・光導波路の製造方法

4.非線形性ガラス
・3次非線形光学ガラス
・微結晶分散ガラス及びその製造方法
・金属微粒子分散ガラス及びその製造方法
・3次非線形光学ガラスの製造方法
・非線形光学素子及びその製造方法
・3次非線形光学ガラスの製造方法
・2次光非線形性を有するシリカ系ガラス材料及びその製造方法
・3次非線形光学ガラスの製造方法
・貴金属微粒子を分散した酸化物被膜の製造方法
・フォトリフラクテイブガラス
・光機能性ガラス
・光学活性ガラス・セラミック物品およびその製造方法

5.発光・波長変換ガラス
・蓄光性複合材とその製造方法
・長残光および輝尽発光を呈する酸化物ガラス
・波長変換ガラス材
・波長変換ガラス材
・アルカリ土類金属含有カルコゲナイドガラス及びその発光体
・光誘導放出装置
・輝尽発光ガラス組成物
・Eu2+含有青色発光ガラス
・レーザ用中空微小球ガラス
・Tm3+ドープ青色発光結晶化ガラスとその製造法
・波長変換ガラス材
・エレクトロクロミック調光装置

6.光スイッチ・光メモリ
・永続的ホールバーニングを示す3価ユウロピウム含有ガラス

・三次元光メモリー媒体及びその製造方法
・光導波回路及び非線形光学装置
・超高速光スイッチ
・光スイッチング素子及び画像表示装置
・超高速光誘起スイッチ
・シリカ系光部品およびその製造方法
・超高速光誘起スイッチ

7.マイクロレンズ
・平板マイクロレンズアレイの製造方法
・ガラス基材のレーザ加工方法,この方法によって得られた回折格子及びマイクロレンズアレイ
・ゾルゲル法によるガラスの製造方法
・マイクロレンズアレイおよびその製造方法
・平板型マイクロレンズ用ガラス基板及び平板型マイクロレンズ